"海外経験"に対する評価
イギリスに留学していた人、オーストラリアにワーキングホリデーに行っていた人、とにかく独学で英語を勉強した人、そういった人たちの頑張りをどのように評価すればいいでしょうか。
自分自身、アフリカでのボランティア経験がありますが、あくまでボランティアであり、「業務経験」とは言えないかもしれません。留学やワーキングホリデーも、どこか少し、遊びに行っていたという見られ方をする場合もあったり、留学も結局は学生時代の頑張りでしょ、と言われることもあるかもしれません。
しかし大事なのはその出来事だけの評価ではなく、海外に行くことになった動機や経緯、その実現にかけた努力、そしてそこでどれだけの経験が得られたかだと思います。
もちろん、必ずしも海外に行くことが正解ではないですし、海外経験のある人が偉いわけではありません。
あくまで選択肢の一つであり、人の経験の一つです。
それでも私は、個人的見解として、海外には行っておくべきだと思っています。
とても極端な事例にはなってしまいますが、アフリカのマラウイ、ここは本当に自分にとって大きな勉強の場となりました。
今まで経験してきたアメリカやヨーロッパ、アジアなどとは全く違う世界で、最初はやはり戸惑いや苛立ちも多かったです。それが少しづつ「理解」へと変化していった頃に自分は帰国となってしまいましたが、そこから更になじみ、溶け込んでいく過程があれば、もっと面白い経験ができたと思います。
留学でもワーキングホリデーでも、皆それぞれがそのような経験をしてきているはずです。
人生におけるいわゆる「経験値」を得てきているわけで、それはきっと将来の自分への大事な糧となるものです。
そんな経験、無駄になるはずがないと思いませんか。
ただ、近年の学生や若年層を見て思うことは、多くの人が「正解」を求めてしまうということです。皆と同じ学生生活、間違ってはいけない就職活動、正しい社会人生活。確かに人と「違う」ことは怖いことですし、自分自身で判断しなければいけないことも多くなるので負担も大きいでしょう。しかし、それだけ得られることも多く、成長のスピードもきっと違います。
私は、そして当社は、そんな人と少しでも「違う」経験をしてきた人を応援しています。
海外での経験や単純な語学力をもっともっと伸ばして、将来のキャリアを築いていってほしいと思います。
みなさんの面白おかしい体験談をぜひ、聞かせてください。
シングルポイントジャパン合同会社
代表社員 曽我祐二